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テレワークのコミュニケーション課題を解決する15の施策と事例

コラム

2025.11.28

テレワークの導入が進む一方で、「社員間のコミュニケーションが減った」「チームの一体感が薄れている」といったお悩みをお持ちの人事担当者やマネージャーの方も多いのではないでしょうか。

在宅勤務が中心になると、オフィスでの何気ない会話が減り、業務の連携ミスや社員の孤立感といった問題につながることがあります。

この記事では、テレワーク環境でコミュニケーションが不足する原因を解き明かし、明日から実践できる具体的な解決策を15個、成功事例とあわせてご紹介します。
この記事を読めば、リモートワークでも活気ある組織を作るためのヒントがきっと見つかります。

テレワークでコミュニケーションが不足する3つの原因

テレワークでコミュニケーションが不足するのはなぜでしょうか。
まずは、その背景にある3つの主な原因を理解することが、効果的な対策を立てる第一歩です。

偶発的な雑談機会の消失

オフィス勤務では、廊下ですれ違った時や給湯室での立ち話など、業務とは直接関係のない偶発的な雑談が自然に生まれます。

このような何気ない会話は、互いの人柄を知り、信頼関係を築く上で非常に重要です。
しかし、テレワークではこうした機会がほとんど失われてしまいます。意識的に場を設けなければ、業務連絡以外の会話が生まれにくい環境なのです。

表情や声色が伝わらない非言語情報の欠如

コミュニケーションは、言葉の内容(言語情報)だけで成り立っているわけではありません。
表情や声のトーン、ジェスチャーといった非言語情報も、相手の感情や意図を理解する上で大きな役割を果たします。

チャットやメールが中心のテレワークでは、この非言語情報が欠落しがちです。
「大丈夫です」という一言も、対面であれば声色で本当の状況を察せますが、テキストだけでは真意が伝わらず、誤解や認識のズレを生む原因となります。

業務外の交流機会の減少

ランチや飲み会、社内イベントといった業務外の交流は、チームの一体感を醸成し、部門を超えたつながりを生む貴重な機会です。

在宅勤務では、こうした公式・非公式の集まりが激減します。
その結果、社員同士の相互理解が深まらず、組織への帰属意識が希薄になる傾向があります。
特に、新入社員や中途社員にとっては、会社に馴染む機会が少なくなり、孤立感を深める一因にもなり得ます。

コミュニケーション不足が引き起こす経営課題

テレワークにおけるコミュニケーション不足は、単に「寂しい」という個人の感情の問題にとどまりません。
放置すれば、企業の生産性や組織力に深刻な影響を及ぼす経営課題へと発展します。

生産性の低下と業務連携ミス

コミュニケーションが不足すると、「ちょっとした相談」や「簡単な確認」のハードルが上がります
わざわざチャットを送ったり、Web会議を設定したりするのをためらった結果、自己判断で業務を進めてしまい、後から手戻りや修正が発生することが増えます。

また、部署間の情報共有が滞ることで、認識の齟齬が生まれたり、プロジェクトの進行が遅れたりと、チーム全体の生産性低下に直結します。

従業員の孤立感とメンタルヘルス不調

一人で黙々と作業を続けるテレワーク環境は、従業員に社会的な孤立感や孤独感を抱かせやすくなります。

自分の仕事が誰の役に立っているのか実感しにくくなったり、困った時にすぐに相談できる相手がいなかったりすることで、モチベーションが低下。
最悪の場合、ストレスが蓄積し、メンタルヘルスの不調につながるリスクも高まります。

エンゲージメント低下と離職率の悪化

社員同士のつながりや会社への帰属意識が薄れると、従業員エンゲージメント(仕事への熱意や貢献意欲)は低下します。

「この会社で働き続けたい」という気持ちが弱まり、より良い条件や環境を求めて転職を考える社員が増える可能性があります。
コミュニケーション不足は、気づかぬうちに人材流出を招き、企業の競争力を削いでしまうのです。

コミュニケーション活性化の具体的施策【工夫・コツ】

課題を解決するためには、意識的にコミュニケーションの機会を創出する「仕組み」と「仕掛け」が必要です。
ここでは、明日からでも始められる具体的な施策を、工夫やコツとあわせてご紹介します。

仕組み・ルール作りの工夫

まずは、日々の業務の中にコミュニケーションを組み込む仕組み作りから始めましょう。

定期的な1on1ミーティングの実施

  • 目的 上司と部下が11で対話する時間を定期的に設けます。業務の進捗確認だけでなく、キャリアの相談、コンディションの確認、プライベートな雑談など、信頼関係を築く場として活用します。
  • 工夫・コツ
    • 頻度は週に1回、または隔週に1回、1530程度が目安です。
    • 「話す内容は何でも良い」という心理的安全性を確保することが重要です。
    • 部下が話しやすいよう、上司は聞き役に徹する姿勢を心がけましょう。

雑談専用チャンネルの開設と運用ルール

  • 目的 チャットツール上に、業務連絡とは切り離した「雑談専用」のチャンネルを作成します。オフィスでの立ち話のような、気軽なコミュニケーションを促します。
  • 工夫・コツ
    • チャンネル名は「#zatsudan」「#times_(個人の名前)」「#今日のランチ」など、親しみやすいものにします。
    • マネージャーや役職者が率先して投稿することで、他の社員も投稿しやすくなります。
    • 「業務連絡は禁止」「他人の投稿へのポジティブな反応を推奨」といった簡単なルールを設けると良いでしょう。

目的を明確にした朝会・夕会の定例化

  • 目的 チームメンバーが毎日顔を合わせる機会を作り、業務の連携をスムーズにし、チームとしての一体感を維持します。
  • 工夫・コツ
    • 単なる進捗報告会にせず、「今日の気分を天気で表すと?」といったアイスブレイクを取り入れましょう。
    • 時間は515程度に短く設定し、負担にならないようにします。
    • 夕会では、その日の成果や感謝を共有する「Good & New」などを取り入れるのも効果的です。

日報・週報での情報共有の徹底

  • 目的 各メンバーの業務内容や進捗状況を可視化し、チーム内での情報格差をなくします。また、文章で表現することで、各自の課題や考えを整理する機会にもなります。
  • 工夫・コツ
    • テンプレートを用意し、「業務内容」「課題・困っていること」「明日の予定」「雑感・共有事項」など、書くべき項目を明確にします。
    • 提出された日報には、上司や同僚が必ずリアクションやコメントをする文化を作り、一方通行にしないことが大切です。

イベント・企画のアイデア

定期的なイベントは、業務だけでは生まれない横のつながりを強化し、組織の活性化につながります。

オンラインランチ会・シャッフルランチ

  • 目的 部署やチームの垣根を越えた交流を促します。普段話す機会のないメンバーと食事を共にすることで、新たな関係性が生まれます。
  • 工夫・コツ
    • 会社が食事代を一部補助する(例:1,000まで支給)と、参加率が向上します。
    • **ランダムにグループを分ける「シャッフルランチ」**は、偶発的な出会いを創出するのに特に有効です。

バーチャル飲み会・オンライン懇親会

  • 目的 業務時間外にリラックスした雰囲気で交流し、チームの親睦を深めます。新入社員の歓迎会やプロジェクトの打ち上げなどにも活用できます。
  • 工夫・コツ
    • ただ飲むだけでなく、「共通点探しゲーム」や「オンラインクイズ大会」など、全員が参加できる企画を用意すると盛り上がります。
    • 長時間の開催は疲れやすいため、1時間~1時間半程度で切り上げるのがポイントです。

オンラインでのチームビルディング活動

  • 目的 ゲームやワークショップを通じて、チームで協力して課題を解決する体験を共有し、協調性や一体感を高めます。
  • 工夫・コツ
    • 「オンライン脱出ゲーム」や「合意形成ゲーム(コンセンサスゲーム)」など、オンラインで完結する専門のサービスを利用するのが手軽でおすすめです。
    • 活動の目的(例:相互理解を深める、課題解決能力を高める)を事前に共有することで、参加者の意識が高まります。

コミュニケーションを円滑にするツール活用術

施策の効果を最大化するためには、ツールの特性を理解し、うまく活用することが不可欠です。
ここでは、代表的な4つのツールカテゴリーにおける活用術を紹介します。

チャットツール(Slack, Teams)の活用法

リアクション機能の積極活用
「承知しました」といった返信の代わりに、絵文字やスタンプでリアクションすることで、コミュニケーションの手間を減らしつつ、感情を表現できます。
「いいね」「拍手」などのポジティブな反応は、投稿者の心理的なハードルを下げます。

ハドルミーティング/短時間通話の活用
テキストではニュアンスが伝わりにくい複雑な内容は、5分程度の短い音声通話ですり合わせるのが効率的です。
Slackの「ハドルミーティング」やTeamsの「通話」機能を気軽に使いましょう。

ステータス機能での状況表示
「会議中」「休憩中」「集中モード」など、自分の状況をステータスで表示することで、「今、話しかけても大丈夫か」が分かりやすくなります
これにより、相手の時間を尊重したコミュニケーションが可能になります。

Web会議システム(Zoom, Google Meet)の工夫

カメラオンの推奨
強制は避けるべきですが、可能な範囲でカメラをオンにすることを推奨しましょう。
相手の表情が見えるだけで、安心感が生まれ、会話が弾みやすくなります

ブレイクアウトルームの活用
大人数の会議では、数人ずつの小グループに分かれてディスカッションする「ブレイクアウトルーム」が有効です。
全員が発言しやすくなり、議論が活発化します。

会議の冒頭5分を雑談タイムに
本題に入る前に、あえて5程度の雑談時間を設けることで、場の空気が和み、その後の議論がスムーズに進みます。

バーチャルオフィス(oVice, Remo)の導入

  • 「バーチャルオフィス」とは アバターを使って仮想のオフィス空間に出社し、まるで隣の席にいるかのように気軽に話しかけられるツールです。
  • 導入のメリット オフィスにいる時のような偶発的なコミュニケーションが生まれやすくなります。「ちょっといいですか?」とアバターを近づけるだけで会話が始まるため、相談のハードルが劇的に下がります。チームの一体感醸成にも効果的です。 (参考:https://ovice.in/ja/

情報共有ツール(Notion, Confluence)の整備

  • 導入のメリット 議事録、プロジェクトの進捗、業務マニュアルといった情報を一元管理し、誰もがアクセスできるようにします。これにより、「あの件どうなりましたか?」といった確認のためのコミュニケーションを削減できます。
  • 活用のコツ 情報の検索性を高めるため、命名規則やタグ付けのルールを統一することが重要です。情報が整理されていることで、必要な時に必要な情報を自分で見つけられる文化が育ちます。 (参考:https://www.notion.so/ja-jp

テレワークコミュニケーション改善の成功事例

理論だけでなく、実際に他社がどのように課題を乗り越えたのかを見ていきましょう。
ここでは3つの企業の成功事例を紹介します。

事例1:バーチャルオフィスで一体感を醸成した企業

あるIT企業では、テレワーク移行後に社員の孤独感やコミュニケーション不足が課題となっていました。
そこでバーチャルオフィスツール「oVice」を導入。全社員が仮想空間上の自席で業務を行うようにした結果、隣の席の同僚に話しかけるような感覚で気軽に会話が生まれるようになりました。
朝会や雑談もバーチャルオフィス上で行うことで、オフィスにいた時のような一体感が戻り、エンゲージメントが向上したそうです。

事例21on1と雑談チャンネルで縦横の連携を強化

あるコンサルティング会社では、マネージャーとメンバー間のコミュニケーション不足を解消するため、130分の1on1ミーティングを全社で義務化しました。
さらに、Slackに趣味や関心事ごとの雑談チャンネルを多数開設。これにより、縦(上司・部下)の信頼関係と、横(部署・チームを超えた)のつながりが同時に強化され、風通しの良い組織文化が醸成されました。

事例3:オンラインイベントで企業文化を浸透させた企業

あるWebサービス企業は、新入社員が会社に馴染めないという課題を抱えていました。
そこで、オンラインでの「シャッフルランチ」や「部活動」を会社主導で企画。
役員も積極的に参加し、新入社員が経営層や他部署の先輩と話す機会を創出しました。
結果として、新入社員の早期離職率が低下し、企業文化の浸透にも成功しました。

テレワークコミュニケーションに関するQ&A

最後に、人事担当者やマネージャーの皆様からよく寄せられる質問にお答えします。

新入社員や中途社員の孤立を防ぐ方法は?

  1. 意図的に関わる機会を複数設けることが重要です。

新入社員や中途社員は、自分から関係性を築くのが難しい立場にあります。
以下の施策を組み合わせるのが効果的です。

  • メンター制度の導入 年齢の近い先輩社員が、業務からプライベートの相談まで乗る「メンター」としてサポートします。
  • 歓迎オンラインランチ会の実施 チームメンバー全員で新メンバーを歓迎する場を設けます。
  • 部署横断の交流会 同期や他部署のメンバーと知り合う機会を作り、社内でのネットワーク構築を支援します。

施策が形骸化しないためのコツは?

  1. 「目的の共有」と「トップの率先垂範」が鍵です。

新しい施策を導入する際は、「なぜこれを行うのか」という目的を全社員に丁寧に説明し、共感を得ることが大切です。
また、経営層やマネージャーが誰よりも楽しんで参加する姿勢を見せることで、「やってもいいんだ」という安心感が広がり、施策が文化として定着しやすくなります。
定期的に効果を振り返り、参加者の声を聞いて改善していくことも忘れないでください。

コミュニケーションコストの増大を防ぐには?

  1. コミュニケーションの「質」を高め、非同期と同期を使い分けることが有効です。

会議やチャットが増えすぎると、かえって生産性が落ちることがあります。これを防ぐには、以下の工夫が考えられます。

  • 会議の目的とアジェンダの事前共有を徹底し、短時間で質の高い議論を目指す。
  • 情報共有ツールを活用し、「知っていれば済むこと」のための会議を減らす。
  • 急ぎでない用件はチャット(非同期)、議論が必要な場合はWeb会議(同期)のように、目的によってツールを使い分けるルールを設ける。

まとめ

本記事では、テレワークにおけるコミュニケーションの課題と、その原因、具体的な解決策について解説しました。

最後に、重要なポイントを振り返ります。

  • コミュニケーション不足の3大原因 偶発的な雑談の消失、非言語情報の欠如、業務外の交流減少が主な原因です。
  • 放置するリスク 生産性の低下、メンタルヘルス不調、離職率の悪化といった経営課題に直結します。
  • 具体的な解決策 1on1や雑談チャンネルといった「仕組み」、オンラインランチ会などの「イベント」、そして「ツール」の活用を組み合わせることが効果的です。
  • 成功の鍵 施策が形骸化しないよう、目的を共有し、経営層や管理職が率先して参加することが重要です。

リモートワーク環境でのコミュニケーションは、自然に生まれるものではなく、意識的に「創り出す」ものです。
今回ご紹介した施策の中から、まずは自社で取り入れやすいもの一つからでも試してみてはいかがでしょうか。
小さな一歩が、チームの活性化と生産性向上につながるはずです。

テレワーク・リモートワークをするならリブポート(LIBPORTがオススメ!

【おすすめポイント】

1.社内コミュニケーションの場としても利用可能

毎日はコワーキングスペースを利用しないけど、週に1回、月に1回対面で顔を合わせたいという企業の方におすすめです。
全店アクセスの良い場所にあるので、自宅からの移動も楽々!

2.人脈やコミュニティを構築できる
コワーキングスペースでは様々な業種方が利用されています。
コミュニケーションを経て新しいヒラメキや発見に繋がる可能性があります。

まずはお気軽にお問い合わせください

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リブポート株式会社
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