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オープンミーティングとは?オフィス導入のメリットと事例
「部署間の連携がもっとスムーズになれば…」「予約なしで気軽に打ち合わせできる場所があればいいのに」
このようにお考えの企業の総務担当者や経営者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そのような課題を解決する手段として注目されている「オープンミーティング」について、分かりやすく解説します。
オープンミーティングの基本的な意味から、オフィスに「オープンミーティングスペース」を導入する具体的なメリット・デメリット、
おしゃれなレイアウト事例、成功のための運用ルールまで、網羅的にご紹介します。
この記事を読めば、オープンミーティングの全てが分かり、自社への導入を具体的に検討できるようになるでしょう。
オープンミーティングとは
近年、多くの企業で導入が進むオープンミーティングですが、その本質は単なる「開かれた会議」だけではありません。
ここでは、その基本的な概念とオフィスにおける役割について解説します。
偶発的コミュニケーションを促す場
オープンミーティングの最も重要な本質は、予定調和ではない偶発的なコミュニケーションを誘発し、新しいアイデアやイノベーションを生み出すきっかけとなる場であることです。
従来の会議のように、決められた議題を決められたメンバーで議論するのではなく、
通りかかった人がふらっと参加したり、異なる部署のメンバーが自然と集まって情報交換したりする。
そうした自発的でオープンな対話の中から、これまでになかった価値が生まれることが期待されています。
物理的なオープンミーティングスペース
上記の概念を実現するために、オフィス内に設けられるのが物理的な「オープンミーティングスペース」です。
これは、壁やドアで仕切られていない、開放的な打ち合わせ空間を指します。
多くの企業では、執務エリアの近くや、社員が頻繁に行き交う動線上など、アクセスしやすい場所に設置されます。
予約不要で誰でも自由に使えるオフィス オープンスペースとして機能し、社員の自発的なコミュニケーションを物理的にサポートします。
このような空間は「オープンミーティングルーム」と呼ばれることもあります。
コミュニケーション活性化という導入目的
企業がオープンミーティングスペースを導入する最大の目的は、組織内のコミュニケーションを活性化させることにあります。
部署間の縦割りをなくし、風通しの良い組織風土を醸成することで、以下のような効果が期待できます。
- 情報共有のスピードアップ
- 部門を超えた連携強化
- 新しいアイデアやイノベーションの創出
- 社員のエンゲージメント向上
これらはすべて、変化の激しい現代において企業が持続的に成長するために不可欠な要素です。
クローズドミーティングとの違い
オープンミーティングをより深く理解するために、従来の会議室で行われる「クローズドミーティング」との違いを比較してみましょう。
目的・参加者・場所の比較表
オープンミーティングとクローズドミーティングは、それぞれ異なる目的を持っています。
以下の表でその違いを確認してみましょう。
メリット・デメリットの比較
それぞれの形式には、メリットとデメリットが存在します。
- オープンミーティング
- メリット: 部署を超えた交流が生まれやすい、アイデアが広がりやすい、迅速な情報共有が可能。
- デメリット: 議論が発散しやすい、機密性の高い話ができない、周囲の騒音が気になることがある。
- クローズドミーティング
- メリット: 集中して議論できる、機密情報が守られる、明確な意思決定がしやすい。
- デメリット: 参加者以外の意見を取り入れにくい、堅苦しい雰囲気になりがち、会議室の予約が必要。
会議の目的に応じた使い分け
重要なのは、どちらか一方が優れていると考えるのではなく、会議の目的に応じて最適な形式を使い分けることです。
- オープンミーティングが適している場面
- 新商品のアイデア出し
- プロジェクトの進捗共有や簡単な相談
- 他部署のメンバーとのブレインストーミング
- クローズドミーティングが適している場面
- 人事評価や予算に関する最終決定
- クライアントとの秘密保持契約に関わる打ち合わせ
- 重要な経営戦略会議
このように使い分けることで、組織全体の生産性を最大化できます。
オフィス導入のメリット・デメリット
オフィスにオープンミーティングスペースを導入することは、多くのメリットをもたらしますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。
メリット コミュニケーション活性化と迅速な意思決定
オープンミーティングスペースを導入する最大のメリットは、社員間のコミュニケーションが活性化し、組織全体のスピード感が向上することです。
- 部署間の壁がなくなる 普段関わりのない部署のメンバーとも気軽に話せるようになり、新たな連携や協力関係が生まれます。
- 情報共有がスムーズになる 「会議室を予約するほどではないけれど…」といった小さな相談事がその場で解決し、業務の停滞を防ぎます。
- 迅速な意思決定が可能になる 関係者がすぐに集まって議論できるため、スピーディーな判断が求められる場面で力を発揮します。
- イノベーションが生まれやすくなる 雑談や何気ない会話から、画期的なアイデアやビジネスのヒントが生まれる土壌が育まれます。
デメリット 騒音問題と情報漏洩リスク
一方で、開放的な空間ならではのデメリットも考慮しなければなりません。
- 騒音問題 ミーティングの声が周囲の執務エリアに響き、集中して作業したい社員の妨げになる可能性があります。
- 情報漏洩リスク オープンな場で会話するため、部外秘の情報や個人情報が意図せず漏れてしまう危険性があります。
- プライバシーの欠如 常に人目があるため、リラックスできなかったり、込み入った相談がしにくかったりする場合があります。
デメリットを解消するための具体的な対策
これらのデメリットは、事前の計画と工夫によって最小限に抑えることが可能です。
- 物理的な対策
- 吸音効果のあるパーテーションやパネルを設置する。
- 床にカーペットを敷いて音の反響を抑える。
- 観葉植物を配置して、視覚的・心理的な仕切りを作る。
- 周囲に音をかき消す「サウンドマスキング(ホワイトノイズ)」システムを導入する。
- ルールによる対策
- 「Web会議は個室ブースで行う」「大声での会話は避ける」といった利用ルールを定める。
- 機密性の高い会話はクローズドな会議室で行うよう周知徹底する。
おしゃれなオープンスペースのレイアウト事例
機能性はもちろん、社員が「使いたい」と思えるような、おしゃれで魅力的な空間を作ることも重要です。
ここでは、人気のレイアウト事例を3つご紹介します。
カフェ風レイアウト
リラックスした雰囲気で自由な発想を促したい場合におすすめのレイアウトです。
ソファ席やローテーブル、デザイン性の高い椅子などを配置し、まるでカフェでくつろいでいるかのような空間を演出します。
コーヒーサーバーやスナックを置けば、さらに人が集まりやすくなるでしょう。
雑談の中から新しいアイデアが生まれることを期待する企業に人気です。
ファミレス席レイアウト
少人数での集中した議論や、1on1ミーティングにも適したレイアウトです。
背もたれが高い「ハイバックソファ」を向かい合わせに配置することで、周囲の視線や音を適度に遮り、半個室のような空間を作り出します。
プライバシーを確保しつつ、オープンな雰囲気も保ちたい場合に最適です。
スタンディング形式レイアウト
短時間で活発な議論を促したい場合に効果的なレイアウトです。
高さのあるテーブルを設置し、立ったままミーティングを行います。座っている時よりも目線が合いやすく、議論が活発になる傾向があります。
また、長時間の会議になりにくいため、効率的に結論を出したい朝礼や簡単な進捗確認に向いています。
導入企業の成功事例紹介
多くの先進企業が、独自の工夫を凝らしたオープンミーティングスペースを導入しています。
例えば、株式会社メルカリでは、オフィス内に「コミュニティスペース」を設け、社員が自由に集まって交流できる場を提供しています。
イベントが開催されたり、ランチを楽しんだりと、業務の枠を超えたコミュニケーションが活発に行われています。
(参考:Mercari, Inc. https://about.mercari.com/work/)
このように、自社の文化や目的に合わせてスペースをデザインすることが成功の鍵となります。
導入で失敗しないポイントと運用ルール
オープンミーティングスペースを形だけ作っても、使われなければ意味がありません。
導入で失敗しないための重要なポイントと、効果的に運用するためのルールについて解説します。
設置場所選びのポイント
どこに設置するかは、利用率を左右する最も重要な要素の一つです。
- 動線のハブ 社員が必ず通る廊下の交差点や、部署と部署の中間地点など、自然と人が集まる「動線のハブ」に設置するのが基本です。
- リフレッシュできる場所 窓際や景色の良い場所など、少し気分転換できるエリアに設けるのも効果的です。
- 執務エリアとの距離 集中して作業するエリアとは、パーテーションや植物などで物理的に距離を置き、騒音の影響を最小限に抑える配慮が必要です。
騒音対策とプライバシー確保の方法
前述のデメリットを解消するため、具体的なアイテムを活用しましょう。
- 吸音パネル・パーテーション デザイン性の高い製品も多く、空間のアクセントにもなります。
- ハイバックソファ 視線と音を遮り、簡易的な個室空間を作り出します。
- フォンブース(個室ブース) Web会議や電話など、特に音への配慮が必要な場合に備えて、近くに設置すると非常に便利です。
予約不要?利用ルールの策定例
無法地帯にならないよう、最低限のルールは必要です。
ただし、ルールで縛りすぎると「気軽さ」が失われるため、バランスが重要です。
- 利用時間 「長時間の占有は避け、1回の利用は最大60分までを目安に」「譲り合って使いましょう」など。
- 利用後 「利用後はホワイトボードを消し、椅子を元に戻しましょう」
- 飲食 「飲食はOKですが、匂いの強いものは避けましょう」
- Web会議 「Web会議やオンライン通話は、専用のフォンブースを利用しましょう」
これらのルールをサインプレートなどで分かりやすく掲示することが大切です。
おすすめのオフィス家具と備品
スペースをより機能的にするためのアイテムです。
- 可動式ホワイトボード 議論を可視化し、アイデアを整理するために必須です。キャスター付きなら移動も簡単です。
- 大型モニター PC画面を映して、複数人で資料を確認する際に役立ちます。
- 電源・USBポート ノートPCやスマートフォンの充電ができるよう、テーブルやソファに設置されていると喜ばれます。
- スタンディングデスク 立って作業やミーティングができるテーブルは、気分転換や健康促進にも繋がります。
補足 自助グループのオープンミーティング
「オープンミーティング」という言葉は、ビジネスシーンとは全く異なる文脈で使われることがあります。
それが、アルコール依存症などの自助グループにおけるミーティングです。
検索する方が混同しないよう、ここで補足的に解説します。
AAミーティングとは
AAミーティングとは、「アルコホーリクス・アノニマス(Alcoholics Anonymous)」の略で、
アルコール依存症からの回復を目指す人々が、自発的に集まって体験談を分かち合う自助グループの集まりです。
ここでのミーティングは、匿名性(アノニマス)を保ちながら、お互いの経験を語り、聞き、支え合うことで、飲まない生き方を継続することを目的としています。
アノニマスへの入り方とミーティングテーマ
AAのオープンミーティングは、当事者だけでなく、その家族や友人、あるいは関心のある人なら誰でも参加することができます。
これが「オープン」と呼ばれる所以です。特別なアノニマスへの入り方というものはなく、
公式サイトなどで開催場所と時間を確認し、直接会場に行くだけで参加できます。
ミーティングでは、「正直」「希望」「今日一日」など、毎回様々なミーティングテーマが設定され、
参加者はそのテーマに沿って自由に自分の体験や考えを話します。
オフィスミーティングとの相違点
オフィスのオープンミーティングとAAのオープンミーティングは、
「オープン」という言葉は共通していますが、その目的や内容は全く異なります。
- 目的: ビジネスの生産性向上 vs 個人の回復と成長
- 内容: 業務に関する議論 vs 個人的な体験談の分かち合い
- ゴール: 成果や結論を出すこと vs 互いに支え合い、言いっぱなし・聞きっぱなしを尊重すること
このように、両者は全くの別物であると理解しておくことが重要です。
レンタルオフィス・リブポートはオープン・クローズドどちらもあります!
都内近郊5拠点にレンタルオフィス・コワーキングスペースを展開しているリブポート。
店舗にもよりますが、オープンミーティングが可能なエリアをご用意しています。
利用者の皆様はコワーキングスペースと会議室で、オープンミーティングとクローズドミーティングを使い分けて利用されています。
オフィス導入を検討されている方、既にどちらの設備もある場所をお探しの方はぜひ一度リブポートをご見学ください。
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まとめ
この記事では、オフィスの生産性向上とコミュニケーション活性化の鍵となる「オープンミーティング」について、多角的に解説しました。
最後に、重要なポイントを振り返ります。
- オープンミーティングの本質 偶発的なコミュニケーションを促し、イノベーションを生み出すための場である。
- クローズドミーティングとの違い 目的が異なり、アイデア出しはオープン、意思決定はクローズドと使い分けることが重要。
- 導入のメリット 部署間の壁をなくし、情報共有を迅速化することで、組織全体のスピード感を高める。
- 成功の鍵 騒音やプライバシーへの対策を講じ、利用しやすい場所に設置し、シンプルな運用ルールを定めること。
オープンミーティングスペースは、単なるおしゃれな空間ではありません。
社員の働き方を変え、組織の文化をより良く変革するための戦略的な投資です。
ぜひこの記事を参考に、あなたのオフィスに最適なオープンミーティングの形を検討してみてはいかがでしょうか。
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